『4WDなら雪道でも安心?』
雑誌「JAFMate」2018年11月号に
興味深い記事がありましたので紹介します。
FF車(2WD)と4WD、
それぞれ2台づつ用意して、
雪道の坂を登る能力と、
ブレーキ性能を比較する、という実験です。
2WDはワゴンRとプリウス。
4WDはC-HRとランクルプラド。
まず、雪道の上り坂、
勾配は9%では4台全て登りきります。
あ、もちろんスタッドレスは全車装着です。
しかし勾配が20%の急な坂になると、
2WDの2台はどちらも坂の途中で
止まってしまい、登りきれません。
一方、
4WDの2台はどちらも最後ま登りきり、
さすが4WD、登りは強いところを
証明しています。
ブレーキ性能のテストは、
平坦な道路と、下り坂、
2つの路面で時速40kmからの
急ブレーキをかけてみます。
まず平坦路では、
4台とも制動距離は約20mでほぼ同じ。
ところが下り坂となると、
ワゴンRが29mなのに対し、
ワンプルプラドは39mと大きく伸びます。
ちなみにプリウスは32m、
CH-Rは35mと、
ここでも4WDの方が長いです。
この差はそう、車体の重さです。
特にランクルクラスになると
重量が2tを超えるので
どうしてもブレーキが効きづらくなります。
よく雪の山道の下りカーブで
RV車が突っ込んでいる状況を目にしますが
まさにそういうことなんです。
4WDだから雪道も楽勝!!
なんて考えて下りも調子こいて走っていると
とんでもないことになりますので
どうぞ気をつけてくださいませ。