「完璧を目指さなくて良いんです」
自己啓発の本などによく書いてありますね。
しかし、
その「完璧」と言う字そのものを
完璧に間違えていたことがわかった日、
僕は完璧に打ちのめされました。
それは仕事中にたまたま聞いていた
カーラジオから流れてきたDJの一言。
「リスナーの皆さんは完璧のペキをどう書きますか?」
僕は瞬時に頭の中で答えました。
「壁(カベ)でしょ?」
しかし、DJさんのその後に発した回答は
僕の大卒という学歴を破壊するに十分すぎました。
「はい、壁(かべ)と答えた方、
結構いらっしゃるのではないでしょうか。
正解は、下が【土】ではなく、
【玉】を使う璧(ぺき)という字です。」
なんだって??
僕は車を近くのコンビニの駐車場へクルマと停め
「完璧」いう字をスマホで検索。
すると確かに下が【土】ではなく
【玉】という字であることが判明。
しかも
「壁」と間違える人、結構多いですよね~~
みたいな記事がネット上にはわんさか出ている。
間違って覚えていたのは
僕だけではないんだと一安心するも、
それでもなんだか悔しいやら悲しいやら。。
ところで「璧」っていったい何?
調べてみると紀元前の今の中国が戦国時代だったころ
翡翠(ヒスイ)で出来たドーナツ型の円盤のような宝物。
その壁の中でも「和氏の璧」と言われる素晴らしい璧を
敵国の王にだまし取られそうになったところを、
機転の利く居候によって敵国から
傷ひとつない完全な状態で璧を取り戻したことから、
完璧という話になったということです。
(この話、詳しく読むと結構おもしろいです)
でも現代日本において【璧】という字、
いや、過去の日本においてもですけど、
「完璧」という言葉以外に使うことってないですよね。
【壁】はそれなりにありますけどね。
ということで完璧を目指す必要はないけど、
完璧という字は書けるようにしましょうね、
という教訓めいたことをお伝えして
今日はこの辺で、さようなら。
今日も最後まで読んでくださいまして
どうもありがとうございました。